こんにちは!
気が付いたらもう12月で2023年ものこりわずかですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は10月からフリーランスになりまして、現在はスクラムマスターとしてとある企業さんのDXプロジェクトに参画させていただいています。
そんでもってめっちゃ楽しく働いてます♪
どんなプロジェクトに入っているのか簡単に説明
クライアントさんのことなどはちょっと無許可なので開示はやめておきますが、かなり大きな企業様です。その企業様の中で利用されている機関システムのリプレースで、技術的にはこれまでオンプレだったものをクラウド化し、モノリスだったシステムをマイクロサービス化していくという先進的なもの。
そしてその開発は外注せず、内製で開発を行います。またこの開発はとても大掛かりなものになり、関わるステークホルダーも多数に存在し、不確実性の高いためクライアントがこれまでやってきたウォーターフォール開発をアジャイル開発に切り替えます。
これに伴ってシステムの構築だけではなく中の社員さんが開発・運用をやっていけるようになるためDevOpsを理解すること、アジャイル開発を理解し自己組織化する事がプロジェクトの大きな命題であり、特にアジャイル開発の部分でスクラムマスターが必要になり、私にもお誘いがきたという話になります。
また、クラウド化、マイクロサービス化に関しては外部から優秀なテクニカルサポートが同じくアジャイルに関しても優秀なアジャイルコーチの方が来ていて、私の参画以前にスクラムマスターも何か居て、私はその方達と協調しつつ幾つかあるチームの一つの専任のスクラムマスターをまかされております。
専任のスクラムマスターはやはり楽しい♪
まだまだはじまったばかりですが、とにかく充実しています。
チームの状況を見てどう支援すれば良いかを常に悩んでいます。
でもそれが楽しい。
語彙力が無くて意味不明な表現になるけど、悩みたかったことに悩んでます。
私はこれまでエンジニアリングマネージャー兼、プロジェクトマネージャーというポジションだったので、開発手法としてアジャイルを選びそのフレームワークとしてスクラムを採用し一番知見があったのが私だったのでスクラムマスターを役割として行っていました。
ですので本当の意味で専任のスクラムマスターとしてチームと向き合うのは初めてになります。※1
これまでは役職的にどうしても予算や納期というものへの責務※2があったので、そこを守るために権限を行使して、ものごとを決めてしまわざる得ない場面が多々ありました。
もちろん、縛り付けるようなマネージメントはしたくないですし、私よりも開発力のあるメンバーに恵まれていたので、メンバーにはかなり権限は譲渡してやってもらってましたが、立場上どうしても必要な場面では判断や決断はしてメンバーに従ってもらう時もありました。
これは言い換えると 決める事が出来た とも言えます。
そして、これはプロジェクトマネージャーとしては正しい振舞いであったと今も思っています。
望んでいた環境にたどり着いて、あらため難しさに気付く
上で述べたように私はこれまでPjM的なポジションだったので、その時々で進行中のプロジェクトにたいして意思決定をすることが出来ました。
これは、「責任を負わなければならない」とも言えますが言い換えれば「責任を負うことが出来る」とも言えます。
今の私はスクラムマスターですので、プロジェクトに対する意思決定に責任は持てません。
持つべき責任はチームの自己組織化に向け成長していく事になり、これまでとは違うものになります。
分かっていたつもりでしたが、実際になってみると本当に違っていて、脳を切り替えながらやっていたつもりでしたが、たぶん本当にやっていたら大変過ぎてぶっ倒れてしまう気がしています。
自分では「こうした方が良いかも」と思ってもまだチームが気付いていない場合はそこに気付いてもらうところからになります。
プロジェクトマネージャーだった私はおそらくそう感じた時はなるべく早く伝えていたかもしれません。※3
これは能力の問題かもしれませんが、プロジェクトの進行に影響が出そうと感じた時はすぐに手を打っていました。
もちろんスクラムマスターであっても、放置してプロジェクトにとって致命的なものであれば先回りして阻止しなければなりません。
スクラムマスターにはその塩梅を考えて出来るだけメンバーが自力で気付き解決するようにサポートする必要がありそこに難しさがあると思っています。
そのために今は日々チームのメンバーを観察し、コミュニケーションを取り、対話の中から変化を感じ取れるようにしている毎日です。
これからのこと
何度も言ってしまいますが、今、メチャクチャ毎日が楽しいです♪
念願の専任のスクラムマスターとなり、チームの自己組織化に純粋に向き合い、現場には尊敬できるアジャイルコーチや他のチームのスクラムマスターもいて学びしかない毎日です。
そして自分自身の知識の無さも痛感しています。
アジャイル関連の良書と言われているものは、まだまだ山ほどあるのでそれを読んだり、アジャイル関連(オンライン・オフラインを問わず)イベントに参加したり、得た知識をBLOGに書いたり、RGSTなどのカンファレンスのプロポーザルに挑戦したり.....などなどインプットとアウトプットの両方を精力的にやっていきたいと思います!
ではではこの辺で~
- ※1 自分のチーム以外をフォローに入り一次的にやったことはあります。
- ※2 関わる人間として一定の責任はあるが、マネージャーのように責務が無いという意味になります。
- ※3 なるべく気づいてもらったり、提案したり合意を得るようには勤めていましたが、プロジェクトマネージャーの言葉はやはりメンバーには重いところあったのではと思っています。